痴漢? ラフプレー? ある選手がレース中に取るトリッキーな行動が話題に!

痴漢? ラフプレー? ある選手がレース中に取るトリッキーな行動が話題に!

期待の新人、岸神小鞠。彼が行う奇妙なパフォーマンスとは?

 プロ一年目ながら、中性的な容姿と品のある佇まいで早くも女性人気を獲得している 岸神小鞠きしかみこまり選手。先日のデビュー戦においても、格上とされる選手を相手に臆することなく食らいつき、見事初勝利をもぎ取った。たおやかな美貌からは予想できない、あの情熱的な走りに魅了されたファンも多いのではないだろうか。

 しかし、そんな彼のある“奇行”が、一部で話題となっている。

「レース中に身体を触ってくるんです。何でも、よい筋肉を見ると触らずにいられないんだとか。ボクも、初めて彼に触れられた時はとても驚きました。一緒に走っていたユキ……いえ、当時チームメイトだった黒田雪成くろだゆきなりくんなんか、特に動揺してて。やはり、レース中に身体に触れられれば、誰だって驚きますよね。それも含めて彼の狙いなのかもしれませんが」

 そう語るのは、新進気鋭の若手スプリンターとして人気の泉田塔一郎いずみだとういちろう選手。泉田選手は高校時代、岸神選手とインターハイの舞台においてスプリントを競ったことがあるのだが、その際に岸神選手はなんと、泉田選手のジャージの袖から手を突っ込んで左胸部を揉みしだいたという!

「確かに、ラフプレーと見なされても仕方ない行為かもしれませんが、ボク個人としては特に問題視していません。むしろ、筋肉に対して並々ならぬ執着を持つ彼に認められたことを嬉しく思っています」

 取材に対し、泉田選手はこう話していた。どうやら岸神選手のこの奇行は高校時代から続いているパフォーマンス(?)の様だ。

いま明かされる、岸神選手の意外な過去。

  岸神選手の高校時代を探るため、我々サイクルタイムは、高校時代の岸神選手をよく知る人物を捜索。二人の人物から貴重な証言を得ることができた。

「入ってきた当初は大したことないやつやなと思ってました。練習もせんと、マッサージばかりやっとったし。でも、御堂筋くん……当時のウチのエースは、最初から一目置いとったみたいでした」 (京都伏見高校自転車競技部OB・水田信行みずたのぶゆきさん)

「岸神は、京伏に入部してきた当初はマッサージャーやったんです。自転車で走りたくて入ったはずなのに、毎日部員のマッサージばかりやらされて可哀想やなって思うとったんですが、今にしてみればあの当時からちょっと変わったやつでしたね」(京都伏見高校自転車競技部OB・Yさん)

 今やプロとして走る彼がマッサージャーだったとは意外だ。
 さらに我々サイクルタイムは、 ツール・ド・プランスにおいて怪物的な走りでレースを湧かせたあの 御堂筋翔みどうすじあきら選手にも突撃。普段なかなか取材に応じないことで有名な彼だが、中学時代から面識があるという岸神選手について、今回は特別にコメントを寄せてくれた。

「コォマリ? ああ……アレは昔からガマンのできん男でなァ。あの子ォは速いで。飾り、ごまかし……そういうもんが一切ない。純粋な欲望! 勝利に必要なもんをあの男は持っとる」

 奇才・御堂筋翔も認める、岸神選手のポテンシャル。デビュー戦において鮮やかな走りを見せてくれた彼だが、その実力はまだまだあんなものではないということだろうか。

直撃インタビュー! 岸神選手が語る、筋肉に対する熱き想い……!

 さて、ここまでいろんな人物から証言を集めてきたが、当の岸神選手は自身のパフォーマンスに対する反応をどう思っているのか?

 サイクルタイムは、話題の当事者たる岸神選手へ直撃。記者のインタビュー依頼を快く引き受けてくれた岸神選手が、内に秘めた強い想いを熱く語ってくれた。

――岸神選手。まずは先日の初勝利、おめでとうございます。

岸神:ありがとうございます

――早速なのですが、あなたのレース中の行動が一部で話題になっていることについて、ご自身ではどういう風に考えていらっしゃいますか?

岸神:レース中の行動……?

――いえ、他の選手へのボディタッチがいささか激し過ぎるのではないかと……

岸神:ああ。あれは相手の筋肉にくの質を確かめているんです。だいたいの 筋肉にく は、見ればその質がわかりますが、見ただけではわからないことだって当然ありますからね。“彼を知り、 筋肉にく を知れば百選危うからず”と言うでしょう?

――な、なるほど。単なるパフォーマンスという訳ではなく、相手の実力をはかるための行動なのですね。

岸神:まァ、もちろんそれだけじゃないんですけどね。第一、あんな 最上級筋肉よきにく をチラチラ見せつけられて、触るなって言う方がどうかしてますよ。

――は、はぁ。

岸神:そういえば、記者さん。あなたも良き 筋肉にく をお持ちの様ですね……

――すみませんが岸神選手、もうお時間の様です。本日は貴重なお話をどうもありがとうございました。

 岸神選手は人間の肉体に対して並々ならぬ情熱を持つ様だ。その想いが、世界一過酷な競技とも言われるロードレースを走り抜くためのモチベーションとなっているのだろう。

 期待のニューフェイス、岸神小鞠。これからも彼の活躍からますます目が離せない。

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柳井 サラ
初代と二代目を応援する根っからの山神ファンですが、ここでは他校の記事ばかり書いてます。