【新商品】「キッズドリーム」子供達に安全で安価なロードバイクを。

【新商品】「キッズドリーム」子供達に安全で安価なロードバイクを。

人気選手とのコラボでも話題沸騰!本格ロードバイク仕様車「キッズドリーム」。長く安全に自転車競技を楽しむために。

風を切って走るロードバイクは魅力的だが、非常に高価な代物だ。ましてや、どんどん体格の変わる成長期の子供に買い与えるのは財布に痛い……。

親子で自転車を楽しみたいが、そうした思いから二の足を踏んでいる自転車乗りの親御さんに、このたび朗報だ。

※いつもの通り捏造満載でお送りしております※

子供向け本格ロードバイク「キッズドリーム」

国内大手自転車メーカーの○○より、本格ロードバイク仕様の子供用スポーツ自転車が新たに発表された。

その名も「キッズドリーム」シリーズ。メーカー希望価格はXX,XXX円(完成車・通常カラー)。

KIDSDREAM

豊富なバリエーションで自分だけの1台に

小学校低学年から中学生までカバーするサイズラインナップもさることながら、嬉しいのが豊富なカラーバリエーション。ベーシックなカラーに加え、パステルピンクやラベンダーなどのやわらかな色から、シルバーやメタリックブルーなどのクールなカラーまで、なんと全20色が用意された。
フレームだけでなくパーツも全て同様のカラーバリエーションが用意されており、完成車は単色だが、好きな組み合わせでパーツを組んでオリジナルな配色を楽しむことも可能だ。

小野田坂道モデル、新開隼人モデルで早くも人気沸騰。

限定ロットとして、国内外で活躍する若手選手とコラボしたオリジナルモデルも用意された。
第一弾は小野田坂道モデル、新開隼人モデルの2台。
小野田モデルは彼のトレードマークとも言える鮮やかなイエロー。明るく元気な印象は男女ともに使いやすく、また視認性の高いカラーのため小さなお子さんをお持ちの親御さんにも安心だ。
新開隼人モデルは赤と黒とのツートンカラー。男児の心を掴んで離さない力強いカラーリングだ。女性人気の高い新開選手であるから、コラボモデルに乗りたい少女ファン、子供を乗せたい女性ファンも多いだろう。
余談だが、弊社スタッフの小柄なA(28歳独身女性、身長150cm)は新開選手の大ファンで、自分用に新開モデルを購入予定だそうだ。
このコラボは毎年1~2人の若手選手と続けていくとのことで、既に数人の選手が候補に挙がっているという。

安くとも侮れない本格仕様。さらに乗り換え保証制度に注目!

もちろん、注目点は見た目だけではない。記事冒頭に記した通り、操作系まわりは本格ロードバイク仕様。競技用の高級車と比べても遜色のない丁寧な造りだ。一方でタイヤはやや太め。軽量性や走行スピードはやや犠牲になるが、より安定感があり初心者にもおすすめだ。なお、ほかのパーツ同様、オプションで好みの太さのタイヤにも変更可能。

さらに斬新なのは、このシリーズ限定の乗り換え保証。認定代理店で購入する場合に限るが、成長によりサイズが合わなくなって買い換える場合、これまで使用していたフレームを一定の価格で下取りしてくれるのだ。(※定期的にショップのメンテナンスを受けており、大きな破損がない場合。)その際、継続して使用可能なパーツは全て新車に付け替えて調整してくれるサービスつき。パーツ代は完成車の価格から差し引かれるため、まったくの新車に比べてかなり割安に購入できるのだ。
下取りされたフレームは技師が丁寧にチェックし、合格した物だけが中古品として販売される。取扱店は限られるが、希望者はこちらの中古品を購入することももちろん可能。状態によって価格は異なるが、シティサイクル並みの価格で買うこともできそうだ。

「キッズドリーム」開発にかける想いとは。

商品コンセプトから透けて見えるのは、子供達にロードバイクの楽しみを伝えたいという強い熱意。
開発に携わった中心的スタッフの一人、荒北靖友さん(27)に、このシリーズにかける想いを聞いた。

子供のころからロードバイクに乗れるのは、少数派

――「キッズドリーム」、素晴しいですね。

荒北:ありがとうございます。新人のころから取り組んできた企画なので、ようやく商品化にこぎ着けて嬉しいです。

――子供にもロードバイクに親しんで欲しいという強い熱意がなければ実現しなかった企画だと思いますが、お若い荒北さんがそれほどのめり込んだきっかけはなんだったのでしょう?

荒北:友人の兄に子供が生まれたことですね。
友人の父も自転車競技をやっていて、兄も本人も小学生からロードバイクに乗り始めたんだそうです。もちろんその子も小学生くらいからロードバイクに乗せるつもりだそうで。けど、そういう子供ってすごく少数派だよなという話が、学生時代の仲間と飲んだときに出たんです。
やっぱり、高いじゃないですか、ロードバイク。

――高いですね。子供だと1台を使い続けられる年数も長くないぶん、余計に割高感があります。

荒北:安いのを探すと通販とか、オークションで中古を入手とかになってしまうんですが、安全性を考えるとこれも怖い。やはり我々としても売りっぱなしではなく、自転車の専門店でサイズ合わせやメンテナンスをきちんとして、安全に乗ってもらいたい。
大人でもそうですが、成長期の子供さんは特に大事なことです。簡単に事故や怪我につながってしまいますから。

――ご自身も大きな怪我の経験があるとか。

荒北:はい。

――確かに、キッズドリームの買い換え制度を利用しようと思うと、自然とメンテナンスが行き届きますね。

荒北:そこが狙いです。当社としても、きちんとメンテナンスを続けたフレーム、それも1年とか2年しか使ってないものを買い取って適正価格で再販できるので、メリットはあります。

キッズドリームが価格を下げられた理由。

――それにしても、品質に比べて心配になるくらい安くないかな、という気がしますが。

荒北:正直、利益率はギリギリです。

――やっぱり?

荒北:そこはコラボモデルに稼いでもらうので。(笑)

――なるほど(笑)。キッズドリームはコラボの完成度の高さも魅力のひとつですね。ただのイメージカラーでなく、その選手ならではのモチーフが反映されていますし、TVや雑誌のCMにも登場が予定されています。

荒北:今回の企画が実現したのには、コラボ予定の選手たちに後押しして貰ったことも大きいですね。第一段で登場してくれたのは小野田選手と新開選手ですが、まだまだ出番を待っている選手がたくさんいます。××選手とか△△選手とか……□□選手には早く発表してくれってせっつかれてて……あ、ここオフレコで。

――(笑)。コラボモデルは発表されてすぐ、予約が殺到したとか?

荒北:お陰様で、初回出荷分はどちらも完売です。現在第2回出荷分の予約を受け付けていますが、新開モデルはそろそろ埋まりそうです。

――人気ですもんね、新開選手。

荒北:しみじみ、イケメンは得だなと。

――実力も兼ね備えてこそですよ。先日のレースも凄かったですよね。

荒北:今年の当社の広告塔の一人ですから、バンバン勝っていただかないと。(笑)

――荒北さんは新開選手とは箱根学園で同学年、ともにインターハイを走ったチームメイト。欧州で活躍する福富寿一選手、東堂尽八選手もそうですね。今でも仲がいいんですか?

荒北:オフシーズンに一度は飲みに行きますね。さっきの話も、実のところ彼らと飲んだときのものです。

――こうして数え上げると実に錚々たるメンバーですね。箱根学園在籍中には、当紙記者も取材させていただきました。

荒北:懐かしいです。その節はお世話に。……つか、この口調いい加減たりィんだけど。

――あらら今頃言っちゃう?  せっかくここまで頑張ってきたのに?

荒北:そろそろ蕁麻疹出そうだヨ。

――いいけど、その口調のまま載せるよ。

荒北:……勘弁してクダサイ。

――うん、じゃあもうすこし頑張って。

荒北:ハイ。

――(笑)。じゃあ蕁麻疹が出てきたところで、最後にキッズドリームのアピールをお願いします。

荒北:えー……自転車で走ることはとても楽しくて、気持ちいい。親子だったり仲間だったり、ともに走る人がいることで、それが何倍にもなると思います。キッズドリームが長く安全にロードバイクを楽しむ助けになることを願っています。

――ありがとうございました。

荒北:ありがとうございました。

――じゃ、飲み行こっか。

荒北:オウ。

実は……

実は本記事のライターも箱根学園出身。荒北さんとは3年間ともに汗を流した仲でした。

WEB版では省略された、元チームメイトならではのぶっちゃけトークも、1日発売の「サイクルタイム」誌上の記事にてたっぷりとお届けしています。来年の「キッズドリーム」コラボに登場する選手についても、ちらっと話に出るかも?
どうぞお楽しみに!


荒北靖友 プロフィール:
19XX年生まれ。中学までは野球少年だったが、私立箱根学園高校(神奈川)で自転車競技に出会い、3年時にはレギュラーとしてインターハイに出場。静岡の洋南大学に進学後も自転車競技を続け、インカレを始めとする各大会でチームの主力として活躍した。
卒業後、○○にエンジニアとして入社。入社2年目から「キッズドリーム」企画を精力的に推し進め、商品化にこぎ着けた立役者である。
社会人となった今も自転車には乗り続け、休日には100km以上のロングライドもしばしば。一般大会での入賞経験も多い。
箱根学園時代の同期に福富寿一、東堂尽八、新開隼人ら。


取材・編集 /今井(本誌記者)

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サイクルタイム編集長
編集長兼サイト制作者。某箱根の山神の走りに惚れ込み、高校生たちのレースを追いかけている内に、気がつけばこんなところまで来てしまいました。選手たちの勇姿は勿論、自転車に関わるさまざまな人々の魅力を多方面からお伝えして行ければと思います。